金属加工工場の内部
兵庫県小野市 / 製造工場

1000㎡の巨大工場を「10馬力」で快適に。
ダイキン「マルチキューブ」導入事例

「空間が広すぎて、空調なんて無理」という諦め

兵庫県小野市の工場様からのご相談です。
「とにかく暑くて作業にならない。なんとかしてほしい」という切実なご依頼でした。


現場は1000㎡(約300坪)もの広大な空間。しかし、そこで作業されている従業員様はわずか10名程度でした。
この広い空間全体を冷やすためには、本来ならば莫大な設備投資と電気代がかかります。「コスト的に現実的ではない」と、空調導入を半ば諦めておられました。

広々とした工場内の様子
お客様
兵庫県小野市 製造工場 様
課題
・1000㎡の広さに対し作業員10名。全体空調は無駄が多い
・暑さ対策をしたいが、コストが見合わない
解決策
・ダイキン独自製品「マルチキューブ」の導入
・「空間」ではなく「人」を冷やすスポット空調へ転換

「排熱が出ない」スポットエアコンマルチキューブという選択

これまでのスポットエアコンとの決定的な違い

広い工場で「人だけ」を冷やすなら、床に置くタイプのスポットエアコンが一般的です。しかし、従来型には致命的な弱点がありました。それは「排熱」です。

そこで今回ご提案したのが、ダイキンだけの独自製品「マルチキューブ」です。

× 従来のスポット
エアコン

キャスター付きで手軽だが、本体の後ろから熱風(排熱)が出るため、工場全体の温度を上げてしまい、効率が非常に悪い。

◎ ダイキン
「マルチキューブ」

室外機と冷媒配管で繋ぐため、排熱はすべて屋外へ放出。冷気だけを工場内に届けるため、空調効率が劇的に高い。

工場の設備配管イメージ

「空間」を冷やすのは諦める。
「人」を冷やすことに特化する。

エアコンには「空間を冷やす」か「人を冷やす」かの二択しかありません。
今回は1000㎡という広さに対し、徹底的に効率を追求しました。

わずか「10馬力」で実現した快適空間

通常、1000㎡の工場全体を冷やそうとすれば、とんでもない馬力数と電気代が必要です。
しかし、「マルチキューブ」を使って作業者のいる場所だけに冷気をスポット配置することで、工場全体でわずか10馬力程度の設備容量で済ませることができました。


  • 圧倒的な省エネ: 必要な場所しか冷やさないため、電気代を大幅に削減
  • 快適性の向上: 排熱がこもらないため、作業エリアは確実に涼しい
  • 柔軟な設置: 大きな1つの室外機から、必要な場所に吹出口を分散配置

導入後の成果

「むちゃくちゃ涼しい!」と現場で大好評

導入後、お客様からは大変お喜びの声をいただきました。


「以前のスポットクーラーは後ろが熱くて不快だったけど、これは本当に涼しい風だけが来る」と、現場の作業員様から大好評。
経営者様からも、「1000㎡を冷やすコストを覚悟していたが、10馬力の電気代で済んで本当に助かった」と、ランニングコストへの貢献を高く評価いただきました。


ダイキンにしかできない「マルチキューブ」という選択肢が、工場の熱中症対策と省エネを両立させました。

快適な環境で作業する工場のスタッフ

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